Windows10共有フォルダへのアクセスで「空のパスワードが許可されていない」エラーが発生する場合の対処方法

ユーザーアカウントにパスワードが設定されていない状態で共有フォルダを開くとエラーが発生します。その対処方法です。

発生するエラー

○○○(○はコンピューター名)にアクセスできません。このネットワークリソースを使用するアクセス許可がない可能性があります。アクセス許可があるかどうかこのサーバーの管理者に問い合わせてください。

アカウントの制限により、このユーザーはサインインできません。空のパスワードが許可されていない、サインイン時間が制限されている、またはポリシーによる制限が適用されたなどの理由が考えられます。

原因

アクセスされる側のWindowsユーザーアカウントにパスワードが設定されていない。

解決方法その1

アクセスされる側のWindowsユーザーアカウントにパスワードを設定する

1. 「スタートメニュー」->「設定」->「アカウント」を選択
2. アカウントの設定画面が開くので、「パスワード」を設定
   1. 左側メニューの「サインイン オプション」を選択
   2. 画面右側の「パスワード」内にある「追加ボタン」をクリック
   3. パスワードを設定

解決方法その2

アクセスされる側Windowsの設定を変更し、パスワード未設定でも共有フォルダにアクセスできるようにする

この方法はお勧めできません。外部ネットワークに接続した際(無料WIFI等)に不正アクセスされるリスクが高くなります。 外部ネットワークに接続しない場合でも、コンピューターウィルスに感染した際に被害が拡大する恐れがあります。

1. 「コントロールパネル」を開く

   コントロールパネルの開き方

2. 「コントロールパネル」の「システムとセキュリティ」から「管理ツール」を開く
3. 「管理ツール」内の「ローカルセキュリティポリシー」を開く
4. ポリシーの変更
   1. 画面左のツリーメニューから「セキュリティの設定」->「ローカルポリシー」->「セキュリティオプション」を選択
   2. 画面右の一覧から「アカウント:ローカルアカウントの空パスワードの使用をコンソールログオンのみに制限する」を選択し、ダブルクリック
   3. 設定画面が開くので「無効」を選択

検証環境

• Microsoft Windows 10 Pro Version 1609 Build 14393.105