C# - 例外を再スローする

キャッチした例外を再び投げる(再スロー)には、throw を使用します。

例外を再スローする方法

例外を再スローするには、 catch 内で throw を使用します。

using System;

try
{
    // 例外を作成して投げる
    throw new Exception("エラーが発生しました");
}
catch (Exception ex)
{
    System.Console.WriteLine(ex);
    throw;
}

11行目: ここで throw ex; とすると、例外の発生個所が 6行目から 11 行目に変わります。

サンプルコード

using System;

try
{
    try
    {
        // 例外を作成して投げる
        throw new Exception("エラーが発生しました");
    }
    catch (Exception ex)
    {
        // System.Exception: エラーが発生しました
        // Program.cs:line 8
        System.Console.WriteLine(ex);
        throw;
    }
}
catch (Exception ex)
{
    // System.Exception: エラーが発生しました
    // Program.cs:line 8
    System.Console.WriteLine(ex);
}

8行目: 例外の発生個所です。
13行目: 例外の発生個所は 8行目となります。
15行目: 例外を再スローしています。
21行目: 例外の発生個所は 8行目のままです。15行目で「throw ex;」とすると、ここでは 15行目となります。

サンプルコードの実行結果

サンプルコードの実行結果

検証環境

.NET 5.0
Microsoft Visual Studio Professional 2019 Version 16.9.5
Microsoft Windows 10 Pro Version 20H2 OS Build 19042.985 Experience: Windows Feature Experience Pack 120.2212.2020.0

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