Python - if文 で、何もしない

if で条件一致や、不一致時に何もしたくない場合、pass文 を使用します。

何もしない if文

if <条件>:
    pass
else:
    pass

解説

pass文は、何もしません。何もしないことを明記したいときや、Pythonの文法上、空ブロックが許されない場合などに使用します。

たとえば if文 や else文 のブロック内には必ず処理を記述する必要がありますが、pass を使用して 文法エラーを回避できます。

次のコードは if 内に文がないため、IndentationError が発生します。

if value >= 0:
else:              # IndentationError: expected an indented block after 'if' statement
    value = 0
これを解決するには、pass を使用します。 
if value >= 0:
    pass
else:
    value = 0

サンプルコード

変数 value の値が 0 未満のとき '値がマイナスです。' を表示し、0 以上のときは何もしません。 
if value >= 0:
    pass
else:
    print('値がマイナスです。')

参考資料

検証環境